お茶。

 さすがに気温30度を超える昨今は、熱いお茶なんて勘弁、とにかくキーンと冷えた麦茶だッ! という気分なのですが、先日中国茶の本をカフェで読んでいたところ、隣の席の白髪の男性&若い女性に声をかけられたのでした。
「あんた熱心に読んでらっしゃるけど、何を?」
「あ・・・えーと、中国茶の本です」
「ほほう! お詳しいので!?」
 とか何とか、言葉を交わすうちに自己紹介タイム。しょろん、どうやら話し掛けられやすいタイプらしく、道を尋ねられたり話かけられたりはしょっちゅうなのです。
 で。その白髪の男性は、最近本を出版したばかりの食の研究家、女性はその人の雑誌連載の担当者ということでした。本の話は、面白そうだったのでちょこっとリンク。
糖尿病のみなさん、360kcalのフルコースを召し上がれ。
 で、
中国茶詳しくなりたいのですよねー」
 と言ったところ、女性がオススメのお店を教えてくれたのです。なにやらご縁を感じ、この度芝大門のお店に行ってみました。
「泰華茶荘」 http://www.chinatea.co.jp/index.html
 有名なお店らしく、その時しょろんが読んでいた本にも、よくよく見れば紹介されている…。
 店内は小さめでしたが、各種茶器が並べられて良い雰囲気。お茶も飲んでみました。「東方美人」なる、ウーロン茶のような紅茶のようなお茶です。そしてなんと、メニューに表示される価格は、400〜1000円台まで4ランク…。ムム、と思いつつ、せっかくなので上から二番目を。(さすがに最高級は思い切れないケチOL魂)
 「聞香杯」という、ちいさなお猪口のような器と、湯飲みを小さくしたような器がセットの茶器で頂くのですが、ミニ湯飲みの用途はなんと“香りを楽しむためだけ“のもの。中国茶、こういうところが好きなのです。優雅! 甘い香りとさっぱりした口当たりで美味しかったのです。
 思ったのが、中国茶はチビチビやる嗜好品なのだなぁということ。香りを楽しみ、味を楽しみ、何煎だって入れられる茶葉だから、ずーっと長い間飲んでいられる。複雑かつ奥が深い! 一方で気軽に自由に楽しめる。
 よき哉、よき哉。今後、色んなお店を飲み歩いたり、家でも淹れてみようと思ったことでした。「泰華茶荘」は渋谷にもお店があり、そちらの方が大きいとのことなので、是非。中国茶に限らず、お茶全般をチェック体制。