ふるさと。

木曜夜、仕事あがりに新幹線に飛び乗り、一路名古屋へ!
久々に里帰りしてきました。
昔は”ケチ””閉鎖的”だの”見栄っぱり”だの、あまり良い言われ方をしなかった我が故郷。
しかし、ここしばらく地元企業の業績が好調なせいか、妙に持ち上げられて注目されるようになってきました。
最近読んだ名古屋特集の雑誌では、
”これまで名古屋気質としてけなされてきた部分は、むしろ日本人全体の特質が色濃く出ているにすぎないのだ!”なんてフォローされたりしていて、その手のひらの返しっぷりが妙に可笑しい。


確かに、東京から名古屋に帰ると、どことなく文化の違いを感じはするのです。
女の人のファッションといい、飲食店の雰囲気といい…。
東京のキーワードが”洗練”や”スノッブ”だとすれば、名古屋は”直球”そして”お得感”かなぁ。そりゃ都に比べればちょっと野暮だけど、堅実で上っ面にはまどわされない実利主義な気質は確かにある気がします。
いずれにしろ、故郷が好意的に見られるのはちょっと嬉しい(^ー^)


そして、名古屋出身とはいっても、喫茶店のモーニングにもドハデ結婚式にも縁のなかったしょろん。(結婚式の際の”菓子投げ”は幼少期のお楽しみでしたが)名古屋名物の”ひつまぶし”も”あんかけスパ”も、実は上京してから存在を知りました。
ので、ここ数年里帰りの度に、名物を制覇しては”故郷の魅力再発見”にいそしんでおります。


今回の制覇は”あんかけスパ”。
極太のスパゲッティに、中華料理の”あん”状ソースがかかっている料理です。
名古屋駅の地下街で、”あん”が市販レトルトソースにもなっているという人気店”チャオ”へ。
まず、サイズがスナック、レギュラー、ジャンボの3サイズあることに驚き。
ジャンボはお盆のように皿がでかい!
そしてメニューは、スパゲティ+基本のあん+具材(ソーセージとかフライとか)
の組合せで実に多数。
この豊富なサイズとメニュー展開に、名古屋の実利主義を感じてすでに嬉しい…。(同じく愛知発祥のカレーチェーン”ココイチ”と似ているわ!)
同行者と「キャベツベーコン」と「エビフライ」を頼みましたが、いずれも美味でした。基本のあんは、スパイシーでお肉っぽい味。ちょっと”ひとり暮らしの創作料理っぽいアイディアだね”というのは、同行者の感想。


確かに!名古屋名物にはアイディア、それも組合せの妙で評判のものが多いかも。
あん+スパゲッティの”あんかけスパ”、
うな重に薬味を足し、さらにはお茶漬けにもしてしまう”ひつまぶし”
食に限らずとも、
雑貨+本の組合せで独特の雰囲気のある”ヴィレッジバンガード”や、
そうそうマンガ喫茶も名古屋発だという…。
”こんなのあったらいいな”という思いつきがあって、ためらうことなく実現してしまう。それが名古屋の強みであるのかも。


新鮮な驚き&発見に溢れていた里帰りでしたが、
次は愛知万博に絶対行くぞ! 喫茶店のモーニングにも挑戦だ!
と誓って帰ってきました。
愛知万博、地元じゃ盛り上がってました。街じゅうに溢れるモリゾー&キッコロにすっかりあてられて、思わずグッズをたくさん買ってしまった。満足♪

もりのこえ

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